私の最新学習歴

日々の学びを日記として公開します。

仕事が集中する中で何を考えたか

係長になって約1か月が経過しました。係の主要な事業の開始が重なり、いきなり年間の仕事のピークを迎えることに。係員が1名減になったこともあり、私を含め、係としての残業時間が多くなってしまったのは不本意でした。頑張ってますね、と言われましたが、その言葉はいらないです。仕事のピークも過ぎたので、来月は残業時間を8割減します。

最初に係内の仕事の分担をどのようにするのか、決める必要がありました。係長が自らが主担当となる仕事をもつケースもあります。しかし、今年度は係員が1名減となったこともあり、仕事を整理してやり方を変える必要があることから、思い切ってすべての仕事について主担当は係員に配分し、自分はぞれぞれの業務の2ndまたは3rdのバックアップとしました。

急な仕事への対処も必要であり、係長が余裕をもっていないと結局、係員が定時に帰り、係長だけ仕事を抱えて残業という悪いパターンに陥ります。それに、係員が大変だというときに一部を引き受けるなどカバーした方が係員から感謝もされますしね(笑)。

4月に係の主要な事業が重なってしまい残業が増えてしまった状況下で考えて実行したことは、各係員が取り組んでいる仕事を確認し、現在すべきことか、先伸ばしできないか仕分けをすること。数日でもズラすことができれば、特定の仕事を係員で分担して片付けることができます。十分できたとは言えないけれど、途中からそれなりに分担はできたと思います。

各係員の仕事のペースやクセも少しずつ掴めてきました。気になるのは、考え込む時間が長く、締め切りギリギリになってしまうパターンです。このパターンに対しては、60-80%の完成度で相談するのではなく、20%、40%、60%、80%と細かく刻んで相談してほしいと伝えました。一人で悩んで時間を使ってしまうのはもったいない。細かく刻むことにより進捗もわかるようになり、締め切りよりは1〜2日余裕ができるように改善できてきました。

いろいろ書きましたが、最初の1か月は特に大きな問題もなく、順調にマネジメントはできたと思います。1 on 1はまだスタートできていませんが、5月の連休後に始められそうです。

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山梨県清里 清泉寮にて。

駆け出しマネージャーの学び日記"も"はじめます。

4月から係長になりました。私を含めて5人の係です。30代前半の中堅職員、20代半ばの新規採用職員、ベテラン非常勤職員、長期育児休暇中の職員(年度末に復帰予定)の代わりの臨時職員という構成です。
係長になってみて、まず思ったのは、係長は係員から判断を求められること。即決できるようなものは係員は聞いてこないわけで、意外と即答できない(苦笑)。自分が判断する側になったというのをあらためて実感しました。頭ではわかっていたことですが、わかっていることと、実際になってみるのは大きく違うものです。
その裏返しですが、自分が起案者ではなくて、係長として係員の作った稟議を承認したり、チェックをする立場になりました。起案できないわけではありませんが、純粋なプレーヤーではなくなったのだと、こちらもわかっていたことですが、実感しました。
係長になったことで、仕事術も当然変わります。今までは、自分の仕事をToDoリストで管理してきましたが、今度は同じToDoリストでも、誰に何を指示したのかということ。次はいつ頃に確認をいれればよいのか日付をいれたリストに変化しました。ただ、従来のやり方は少し改良しただけなので、しばらくして大きく変えるかもしれません。
いずれにせよ、細かくマネジメントしすぎてもいけないし、マネジメントしなさすぎてもいけないし、これは相手によると思うので、ほどよいバランスを探していきたいと思います。
まだまだプレーヤーの意識が抜けないので、ついつい係員から聞かれたことに対して、係員に考えさせずに自分で解決策をしゃべってしまうのですが(^^;、係員がまだ比較的若いので、なぜそのように考えたのかそのプロセスを伝えたりして、係員を育成しながら仕事をすすめる感じになりそうです。
 ということで、マネージャーになったらやってみたかった1 on 1(*)、4月後半からやります。実践してみないとわからないので、2週間に一度、1人15分です。立教大学に移られた中原淳先生が1 on 1を実践してみたときの話を思い出します。どんな感じになるのか楽しみです。

 

2030SDGsカードゲームを体験しました。

先日、一般社団法人イマココラボの2030SDGsというカードゲームを体験できるセミナーに参加してきました。

imacocollabo.or.jp

 SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。SDGsエス・ディー・ジーズ)と読みます。SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

この1年ほどで、SDGsという言葉が急に広がってきた感じがしますが、資料を読んでもいまひとつ読んでもピンとこなかったので、ハードルが低そうな2030SDGsというカードゲームを体験してみることにしました。

 

2030SDGs自体の説明は、イマココラボさんのウェブページをご覧ください。

https://imacocollabo.or.jp

 

参加者ですが、およそ企業10人、教員4名、学生3名、自治体1人、国際機関1名という感じでした。NPOの方はいませんでした。昨年、日経連の方針に組み込まれたこともあり、ビジネスパーソンが目立ちました。

 

2030SDGsでは、世界のを経済、環境、社会の3つの要素を、それぞれ青、緑、黄色のマグネットの数で表します。プロジェクトを実行すると、その影響で経済、環境、社会の数が変化します。経済が発展するようなプロジェクトを実行すると、環境が悪化するというようなものです。

 

私が体験した今回のセミナーでは、前半は経済優先で環境破壊がひどい世界だったのですが・・・。

前半終了時の世界f:id:u53:20180323200147j:plain

後半になって全体が活発に環境改善を取り組み、10回やって1,2回というSDGs100%達成というような良い世界を作ることができました!

後半終了時の世界f:id:u53:20180323202030j:plain

SDGsの細かいところを勉強するというよりは、なぜSDGsが流行っているのか、必要だとされているのか。SDGsがあることでどんな可能性が生まれるのか、ということをゲームで体感しながら学ぶものでした。

 

SDGsという言葉自体、なかなか一般に理解されにくいものなので、カードゲームという敷居の低いところから、SDGsがどのようなものなのか理解し、徐々に169のターゲットや230の指標など細かなところを文献等で学ぶのが入りやすい感じです。

 

このゲームですが、わかる方には、貿易ゲームと自治体財政シミュレーションゲームSIM2030を組み合わせたようなもの、という印象を受けました。

とりあえず、SDGsって何?という方には、最初の一歩としておすすめできるセミナーです。

丁子屋茅葺き屋根葺き替え&とろろ汁づくり体験

静岡市駿河区丸子にある、老舗とろろ汁屋の丁子屋で行われている、茅葺屋根の葺き替えに参加してきました。

先日行われたクラウドファンディング茅葺き屋根の修繕メンバーの一員になれる権利&ととろ汁体験」の返礼です。

(参考)クラウドファンディング募集ページ(終了)

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya 

 

丁子屋さんは、歌川広重東海道五十三次「丸子(鞠子)宿」に描かれている、とろろ汁の老舗です。

鞠子宿 - Wikipedia ※リンク先に版画がの写真が掲載されています。

 

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茅葺き作業中の丁子屋

現地ではすでに工事が始まっており、古い茅はすでに取り除かれ、新しい茅が葺かれ始めていました。

 

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新しい萱(かや)

参加者が多かったため前半、後半に分かれて茅葺き体験でした。ハシゴを登って屋根へ。職人さんの説明を聞いて、ちょこっと茅葺き体験。茅を角度をつけながら置くこと。雪が降る地域との置き方の違いなど、興味深い話を聴くことができました。

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茅葺きの様子

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横一列になって茅葺き体験

茅葺き体験の後は、資料室にて牧野美和さんによる歌川広重についての解説。広重愛が感じられる、わかりやすい解説でした。そういえば実家にイギリスで購入したという東海道五十三次の石部宿の版画があるのを思い出しました。丁子屋さんでは東海道五十三次すべて揃っているそうですが、同じくイギリスで購入したそうです。

その後は、とろろ汁づくり体験。平均すると、2か月に一度くらいのペースで丁子屋さんに食べに来ていて、とろろ汁は味噌とだし汁が入っているのはわかっていましたが、その自家製のお味噌や、マグロのだし汁の味見もさせていただきました。※保育園児の二女がマグロのだし汁をとても気に入り、何度も繰り返しなめていました。

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とろろ汁づくりに夢中

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とろろ汁の材料

参加者ですが、意外と地元静岡市の方は少なかったようで、相席となった家族も関東方面から来られた方でした。

次の葺き替えは20年後。これからも東海道五十三次を感じさせてくれる景色を残していって欲しいと思います。

お店が通常営業している中での対応は大変だったと思います。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。