丁子屋茅葺き屋根葺き替え&とろろ汁づくり体験
静岡市駿河区丸子にある、老舗とろろ汁屋の丁子屋で行われている、茅葺屋根の葺き替えに参加してきました。
先日行われたクラウドファンディング「茅葺き屋根の修繕メンバーの一員になれる権利&ととろ汁体験」の返礼です。
(参考)クラウドファンディング募集ページ(終了)
https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya
丁子屋さんは、歌川広重の東海道五十三次「丸子(鞠子)宿」に描かれている、とろろ汁の老舗です。
鞠子宿 - Wikipedia ※リンク先に版画がの写真が掲載されています。
現地ではすでに工事が始まっており、古い茅はすでに取り除かれ、新しい茅が葺かれ始めていました。
参加者が多かったため前半、後半に分かれて茅葺き体験でした。ハシゴを登って屋根へ。職人さんの説明を聞いて、ちょこっと茅葺き体験。茅を角度をつけながら置くこと。雪が降る地域との置き方の違いなど、興味深い話を聴くことができました。
茅葺き体験の後は、資料室にて牧野美和さんによる歌川広重についての解説。広重愛が感じられる、わかりやすい解説でした。そういえば実家にイギリスで購入したという東海道五十三次の石部宿の版画があるのを思い出しました。丁子屋さんでは東海道五十三次すべて揃っているそうですが、同じくイギリスで購入したそうです。
その後は、とろろ汁づくり体験。平均すると、2か月に一度くらいのペースで丁子屋さんに食べに来ていて、とろろ汁は味噌とだし汁が入っているのはわかっていましたが、その自家製のお味噌や、マグロのだし汁の味見もさせていただきました。※保育園児の二女がマグロのだし汁をとても気に入り、何度も繰り返しなめていました。
参加者ですが、意外と地元静岡市の方は少なかったようで、相席となった家族も関東方面から来られた方でした。
次の葺き替えは20年後。これからも東海道五十三次を感じさせてくれる景色を残していって欲しいと思います。
お店が通常営業している中での対応は大変だったと思います。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。